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ワーク・ライフの傾向と対策　vol.94

あなたの「ターン」は？

「移住」というキーワードをよく見かけるようになりました。

文字通りの意味は、いまの住居地を離れて他の場所に移り住むことですが、現在は「東京をはじめとする大都市圏を脱出して地方で暮らす」というニュアンスで使われることが多いようです。

移住のパターンとしては「Uターン」「Jターン」「Iターン」が知られています。

Uターンとは、Uの文字のカタチが示すように、生まれ育った故郷に戻ること。
たとえば新潟市に生まれ育ち、東京の大学に進学し、そのまま首都圏で就職した人が、両親の老後をサポートするために故郷の新潟市に戻る、というようなパターンです、

Iターンは、Iの文字の直線が示すように、出身地とは違う地方に移り住むことを指します。
たとえば東京に生まれ育った人が、自然に囲まれた暮らしに憧れて地方に移り住む、というようなパターンです。

JターンのJの文字は、UとIの中間のカタチですね。
これは大都市に出た後、故郷に近い都市に移住することを意味します。具体的に言うと、石川県の田舎で生まれ、就職で大阪に。その後、結婚を経て、子育ての環境を考え石川県金沢市に移住する、というケースが当てはまります。


「一般社団法人　移住・交流推進機構JOIN」では、これらのおなじみのUIJターンに加え、4つの新しい「ターン」を提案しています。

●Nターン
自分や家族のよりよいライフスタイル、仕事、環境などを求めて、数年おきに拠点を変えていき、年月をかけて最良の場所を追求し続ける移住スタイル。

●Oターン
Uターンしたい気持ちがあるものの、都会での仕事や生活も捨てがたいため、地方と都心の両方でできる仕事を選び、地方と都心を行き来する生活を送る移住スタイル。

●Sターン
起業・開業を成すうえで、必要とされる過程をより適した地域で行い、起業・開業したい最終目的地を目指す、ステップアップしていく移住スタイル。

●Xターン
故郷などを拠点とし、定期的に国内外の様々な地域を旅行し、気に入ればそのまま住み、しばらくすると一度拠点に戻り、しばらくするとまた別の場所に住むという移住スタイル。


いずれもなるほど、と思えますね。

ひと昔前は東京などの大都市と地方は情報格差があるなどと言われていましたが、今はITインフラの発達とともに、そんなデメリットもどんどん低減されています。自分の価値観や目的、理想の働き方に合わせて居場所を選ぶ柔軟な人生設計が、より現実的になっているのではないでしょうか。

地方都市に拠点を持つフォーラムキャリアでは、移住を伴う転職のサポートで豊富な実績があります。
あなたの「ターン」も全力で応援します。

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