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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.90

仕事ができる人の「時間の使い方」6選 その2

前回から引き続き、多くのビジネスパーソンの転職をサポートしてきたキャリアコンサルタントの立場から、仕事ができる人の「時間の使い方」を紹介します。

(4)期限ぎりぎりのスケジュールを立てない。

上司から「金曜日の朝までにやってくれ」と指示された仕事に対して、金曜日の始業時間を締め切りと考えて進めるのは得策ではありません。
仕事ができる人は、締め切り前日の木曜の朝に完成させる“つもり”で計画を立てます。

某技術職の人は、ラストスパートではなく、スタートダッシュが大切だと話していました。期日直前に余裕を持たせるスケジューリングで、最後の時間は仕事の完成度を高めることに費やすそうです。
これなら急な案件が入ってきても焦らず対応できますし、本当に手が空いてしまえば次の仕事の準備をすることもできます。

期限や納期を守ることは仕事の基本です。その上で、効果的な時間配分を考えてみましょう。


(5)「時間がない」を理由にしない。

「時間がないので無理です」というセリフ。よく聞きますし、自分も口にしたことがあります。

知人に「ビジネスでは『時間がない』とは言わない」ということをポリシーにしている人がいます。
時間がないことを理由に行動を諦めたり、先延ばしにしたりすると、相手に消極的な印象を与えてしまうからだそうです。

なるほど、と思いました。本当に物理的に時間がとれない場合も確かにありますが、「時間がないから」で物事を終わらせてしまうと、やる気がないと見られてしまうこともあるでしょう。

実際、「時間がないから行動しない」という人は、時間ができてもやらないものです。
仕事ができる人は、「できない理由」を探すことはせず、「どうすればできるのか」を考えます。

(6)仕事以外の「ムダな時間」を愛する。

これまで仕事ができる人の時間の使い方について紹介してきました。
しかし“時間対効果”ばかり追求するのは大変そう…という印象を持った方もいらっしゃるでしょう。その通りです。それだけでは疲弊してしまいます。

ワークライフバランスという言葉が一般的になりましたが、人生は仕事とプライベートのバランスをとることで豊かになります。

私の経験上、本当に仕事ができる人は、仕事以外で「ムダな時間」を愛しています。
普段、海外出張もばりばりこなす私の知人は、ときおり「青春18きっぷ」を使って、のんびりした旅を楽しんでいます。「仕事と違って、目的地に向かって最短距離をとる必要がないから面白い」そうです。

あえて「ムダな時間」としましたが、生産性を考えず、リラックスしたり、思いっきりはしゃいだりする時間は、人生において深い意味のある時間だということはご理解いただけると思います。

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