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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.89

仕事ができる人の「時間の使い方」6選 その1

今回のコラムのテーマは「時間の使い方」です。

多くのビジネスパーソンの転職をサポートし、また企業の要望に耳を傾けてきたキャリアコンサルタントとして、「仕事ができる人」に共通する時間の使い方を紹介します。


(1)通勤時間を活用する。

これは特に、電車通勤していらっしゃる方に当てはまることです。
通勤時間の30分、何となくスマホをいじってヒマつぶしをするという人がいる一方で、ビジネス書や新聞を読んだり、ToDoリストを整理したりといった人がいます。1日30分×2回が積み重なり、5年後には大きな開きが出ます。

電車通勤でなく、クルマ通勤の方であっても、ラジオでニュースを聞くなどして、情報を得たり、教養を高めたりすることは十分可能です。中には英語のリスニングコンテンツを聞いて、TOEICのスコアアップに活かしたという人もいます。

通勤時間は、毎日必ず、そして定期的に発生する時間です。何となく過ごすのではもったいない。意識的に時間を活用して他の人に差をつけたいところです。


(2)今すればいいことを先送りしない。

些細なことですが、作業を先送りしないことの大切さを実感するのがメール対応です。
自分自身の経験も含めて言えることですが、仕事ができる人ほどメールの返信が早いです。忙しくて即答できない場合でも、「〇〇日までに確認してお返事いたします」など、期日を明確にしていったん返信してくれるので、安心して待てます。

実際、そういうタイプの人に話を聞いてみると

「受け取ったメールをいったん閉じて、改めて返事をするのは、手間が増えるだけ。なんだったらうっかり忘れてしまう可能性もある。メールは開いたそのときになにがしかの返信することを心がけている」

ということでした。

先送りを避けたいのはメールの返信だけではありません。
仕事やコミュニケーションは「なまもの」です。新鮮なうちに、今できることは今対応することが重要です。


(3)手を抜けるところは手を抜く。

仕事ができる人は、目的や仕事の完成度に直結する作業に力を集中させます。そして、してもしなくてもいいこと、ムダなことは一切しません。逆に言えば力の抜き方が上手なのです。

これは時間の使い方とリンクしています。

人間は長時間、仕事に集中し続けることはできません。集中するときは集中する。そうでないときはリラックスして頭の中をリセットする。メリハリをつけて仕事を進めたほうが、全体として良い結果につながります。

やることが多くて忙しいのに結果がついてこないという人は、今やっているその作業が本当に必要かどうか再考してみましょう。

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