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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.8

「エージェントに勧められた」ことを理由に転職先を決めてはいけない理由。

「転寝」と書いて何と読むか。
「うたたね」と読みます。

眠るつもりもないままうとうと眠ることが転寝であれば、そのつもりもないまま何となく職場を変えてしまうのが転職?
いえいえ、21世紀の転職は、自ら意志を持って天職を求めることです。

天職にアプローチしたい人の強い味方となる存在が転職エージェントです。
求職者に対してキャリアカウンセリングを行い、希望と適性に合った企業を紹介し、面接日を調整するとともに面接のアドバイスをし、給与など求職者からは言いにくい条件面の交渉も行ってくれます。
こうしたサービスは確かに便利ですが、留意してほしい点があります。
それは「転職エージェントに勧められた」ことを第一の理由として転職を決めてはいけないということです。

たとえばあなたがA社とB社のどちらに応募するかで迷っているとします。「自分がいいと思ったからA社にする」のと、「転職エージェントがいいと言うからA社にする」のでは、転職先は同じでも意識の面で大きな違いが生まれます。
前者の場合、自分が真剣に選んだ会社で一生懸命頑張れば必ず満足できるはずですが、後者の場合は、ともすれば「自分が選んだんじゃないのに」というネガティブな意識が働き、踏ん張れる場面で踏ん張れないこともあります。

転職するのはあなた自身です。
主体的な意志を持って転職活動をしなければ、それは、そのつもりもないまま何となく職場を変えてしまう“うたたね転職”になってしまうかもしれません。
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