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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.56

東洋経済『住みよさランキング2017』が発表されました

今年も東洋経済新報社による『住みよさランキング』が発表されました。
『住みよさランキング』は、公的統計をもとに、各市が持つ“都市力”を「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」「住居水準充実度」の5つの観点に分類しランク付けしたものです。移住を伴う転職を考えている方には、参考になるのではないでしょうか。

「住みよさランキング2017」総合評価トップ10
1位:印西市(千葉県)
2位:砺波市(富山県)
3位:長久手市(愛知県)
4位:かほく市(石川県)
5位:野々市市(石川県)
6位:魚津市(富山県)
7位:鯖江市(福井県)
8位:坂井市(福井県)
9位:能美市(石川県)
10位:守谷市(茨城県)



【北陸各都市の実力に注目!】
注目すべきは、トップ10のうち北陸の7都市がランクインしている点です。トップ30まで見ても、約半数を北陸の都市が占めています。
北陸新幹線開業から2年以上が経った今、豊かな自然環境や災害の少ない風土といった魅力もあって、北陸に進出する企業は増加しています。2017年1月の有効求人倍率(厚生労働省発表)は、富山1.71倍、石川1.76倍、福井1.93倍と3県とも高水準を記録し、全国平均1.43倍を大きく上回っています。
ちなみに、土地付注文住宅の相場(住宅金融公庫発表)を見てみると、富山332.9万円、石川357.6万円、福井321.1万円と、東京の554.1万円はもとより、全国平均の389.8万円を下回っています。仕事があり、マイホームに手が届きやすい北陸は、確かに暮らしやすい地域だと言えるでしょう。

【トップ3に共通する特徴は】
トップ3の都市についてみてみると、「交通の便の良さ」「ベッドタウン」という共通の特徴があります。

1位:千葉県印西市
千葉ニュータウンの面積の過半を占める住宅都市で、東京都心や成田・羽田空港へのアクセスも良好。多くの大型商業施設が進出。

2位:富山県砺波市
富山市のベッドタウンで、3つの自動車道(能越、東海北陸、北陸)の要衝になっている。隣接する小矢部市に三井アウトレットパークがオープン。

3位:愛知県長久手市
名古屋市のベッドタウン。65歳未満の人口を示す年少人口・生産年齢人口比率が高く、今後の発展も期待大。

過去の例を見ても、東北新幹線開通、北陸新幹線開業の影響で沿線の都市がランキングを上げていますから、今後予定される北陸新幹線敦賀延伸や北海道新幹線の札幌延伸によって、新たな「住みよい都市」が生まれる可能性もあります。

ところで先日、大手ネット生命保険会社の会長のお話をうかがう機会がありました。その中で、「都市部と地方との格差は小さくなり、住みやすいところに住んで知恵を出し合うことが重要になってくる」との言葉が印象に残りました。
確かにこれからの時代は、東京に拠点を置かずとも、世界市場を視野に入れてビジネスを展開していける企業が増えていくでしょう。逆に働く側にとっても、場所を選ばずやりたい仕事ができる時代になりつつあります。

移住を伴う転職をお考えの方は、北陸をはじめ全国各地にオフィスを持つ当社にぜひ、ご相談ください。
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