ワーク・ライフの傾向と対策 vol.46
「国家資格を手に活躍できる仕事」をというと、どんな職業が思い浮かぶでしょうか。頭に浮かんだお仕事の中には、きっと「看護師」「薬剤師」もあることでしょう。
看護師といえば病院やクリニックなどの医療機関、薬剤師といえば調剤薬局や病院に勤務するのが当然だと思われるかもしれませんが、近年はこうした“患者さんと接する現場”以外にも活躍の場が広がっています。
そのひとつが、製薬会社や医療機器メーカーの「コールセンター」です。病院の医師や薬剤師、あるいはMRからの問い合わせに、電話やメールで対応することが主な業務になります。
勤務時間は9時から5〜6時までで残業はほとんどなく、土日休みということが多いので、一度は病院や調剤薬局でバリバリ働きながらも、ライフステージの変化によってコールセンター業務を選ぶ方も少なくありません。
特に看護師には夜勤がつきものですが、コールセンターであればそうした負担はありません。
薬剤師についていえば、有資格者が多い首都圏では「価格崩壊」が起こっています。反対に人口減の地方にとっては喉から手が出るほど欲しい職種のひとつです。年収を上げて誘致していることもあり、意外にも給与条件は地方のほうがいいことだってあります。
資格を活かして今までと違う活躍ができる時代です。柔軟に考えたいですね。
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