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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.32

お試し移住はいかが?

のんびりした田舎暮らしに憧れる人でも、知らない土地に住んでみようとはなかなか思わないはず。ここはと思う移住候補地が見つかっても、一度や二度短期で訪れただけでは不安もあります。しかし何度も通ったり滞在期間が長くなったりすると、当然コストの負担も大きくなります。

最近は、移住を考えている人がその地域での暮らしを体験できる「移住体験施設」が全国各地に増えています。古民家や空き家を活用して家具、家電、寝具などを揃えている施設が多く、安価に借りられるのもメリットです。“いいとこどり”の観光ではなく、風土や気候を体感したり、どんな施設があるのか見て回ったり、地元の人と交流したりと、実際の生活を体験できるのが魅力です。もちろん家探しや転職活動のベースにしてもOK。

北陸三県の特徴ある移住体験施設を紹介しましょう。
富山県射水市・内川地区は、水路沿いに漁船が並ぶ光景が「日本のベニス」とも呼ばれている地域です。こちらでは水路に面した古民家で、港町での生活を体験できます。
世界農業遺産に認定されている石川県・能登町でも、松波漁港近くに海を見渡せる移住体験施設があります。福井県越前町の宿泊体験施設「Mohage(モハージュ)」では、地域の人と漁や農業、郷土料理をつくる体験プログラムも用意されています。

もちろんこれはほんの一例で、各地にさまざまなスタイルの移住体験施設があります。“お試し移住”のコツは、現地の人々と積極的に交流すること。実際の移住に役立つ情報が手に入りますよ!
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