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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.26

となりの転職事情2「賃金のビフォア・アフター」

転職を考えたり、具体的に転職活動を行ったりするようになると、「他の人はどんな理由で会社を辞めたのか」「転職先を選んだ決め手はなんだったのか」と、となりの転職事情が気になるもの。そんな好奇心を満足させるデータを集めてみました。

今回はやっぱり気になる「賃金のビフォア・アフター」です。

平成26年の転職入職者を対象に行った厚生労働省の雇用動向調査では、前職と比べた転職後の賃金の増減について、以下のような結果が得ています。


■賃金は「増えた」という人:36.6%(うち、1割以上増えた人は23.9%)
■賃金は「減った」という人: 31.6%(うち、1割以上減った人は24.3%)
■賃金は「変わらない」という人:29.5%

いずれも大差のない数字ですね。転職によって賃金が増えるか減るか変わらないかは、一概には言えないようです。
ただし前年の調査と比べると「増えた」とした人の者の割合は 4.8 ポイント上昇し、「減った」とした人の割合は 2.2 ポイント低下しているので、全体としては現状以上が期待できる方向にあるようです。

ちなみに賃金のアップダウンを年齢階級別にみると、50 歳未満では賃金が「増えた」人の割合が「減った」人の割合を上回っていますが、50 歳以上になると逆転して「減った」とする人のほうが多くなります。職種やポストにもよりますが、50歳を超えると年収アップを求める転職は難しいようです。
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