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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.23

就活・転活より保活が先!?

共働きで子育てと仕事を両立させたい家庭にとって、「保活」(=保育園の情報収集から入園させるまでの活動)はホットな話題となっています。
特に「待機児童」の問題は、首都圏に住んで子育てをする世帯の大きな悩みとなっています。復職・転職するために保育園に子どもを預けたいのに、預けるためにはすでに仕事をしていなければならないという矛盾もあり、苦労されている方も少なくないのではないでしょうか。

厚生労働省の調査をもとに2014年10月の待機児童数を都道府県別にランキング化すると、ワースト1位は東京都8672人、2位は沖縄県1721人、3位は千葉県889人、4位は神奈川県880人、5位は埼玉県658人となり、沖縄を除くと待機児童数は首都圏が圧倒的に多い状況です。ちなみに市町村別ワースト1位は東京都世田谷区で、待機児童数は1049人、入園決定率は約50%とかなりの狭き門です。

では、待機児童数がゼロの県はあるのでしょうか。
はい、あるんです。青森県、山形県、群馬県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、鳥取県、広島県、香川県、愛媛県、大分県、宮崎県は、待機児童数ゼロと発表されています。

安心して子どもを預けられる環境があることは、父親にとっても母親にとっても転職・就職活動を行う上での大前提です。だからといって待機児童ゼロの地域に移住しようというのは短絡的ですが、広い視点で子育てしやすい環境を考えた時、預ける保育園があり、豊かな自然があり、子育て支援策が充実した自治体は、大きなアドバンテージがあるのではないでしょうか。
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