ワーク・ライフの傾向と対策 vol.22
私たちが転職のコンサルティングを行う上で重視していることは、転職希望者に自分の長所と短所、強みと弱みを分析し、把握していただくことです。
若い方はそうでもありませんが、ある程度キャリアを積んでいる方はこれが苦手だったりします。
「会社でこういうポストについているんだから」「新卒じゃないんだから今さらそんなこと考えなくてもいいでしょ」「これから何をしたいかが大切なんじゃないの?」。シャットアウトする理由はいくらでも見つかりますよね。
転職活動に限らず、人間は誰しも “デキるヤツに見られたい”という欲求を持っています。しかし何でもできる完ぺきな人間はいません。苦手なことがあるのは当たり前。それを正直に伝えることは、転職活動をする上でけしてマイナスの評価にはなりません。ミスマッチ転職を防ぐという面でも大切なことです。
面接や職務経歴書で自分の弱みについてことさら強調する必要はありませんが、自分が成果を出しやすい仕事とそうでない仕事をきちんと認識した上で自己アピールすることで、あなたの信用度はぐっと高まります。逆に言葉に出さなくても、得意分野に対する自信はしっかりと伝わるでしょう。
「あなたの弱み・強みを教えてください」という質問は面接の定番です。あなたなら、どう答えますか?
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