ワーク・ライフの傾向と対策 vol.167
フォーラムキャリアでは、新潟、松山、御経塚、松江、沖縄の5つのオフィスを拠点に「新潟エリア」「北陸エリア」「山陰エリア」「四国・沖縄エリア」で転職をサポートしています。
今回は松江オフィスより、山陰エリアの産業や求人動向についてご紹介します。
山陰は本州西部のうち日本海に面する地方のことで、狭義には島根・鳥取の2県をさします。山陰エリアの東西の距離は長く、東京~名古屋間とほぼ同じです。
山陰エリアは「神々のゆかりの地」として知られています。出雲をはじめ、古事記や日本書紀など 日本の古い歴史記録にもしばしば地名が登場することからも、その歴史の深さがわかります。
フォーラムキャリアが連携するテンプスタッフフォーラムは、1997年に島根県松江市にオフィスを設置しました。以来、地域に根付いて島根・鳥取の求職者さんと企業をサポートしています。
山陰エリアの産業の中心は米の単作ですが、近年では酪農が発達しています。経済活動別の構成比(県内総生産)をみると、「製造業」「卸売・小売業」が全国に比べて低い一方、「建設業」「公務」「教育」「保健衛生・社会事業」の比率が高くなっています。
ラムサール条約に登録された湖である中海・宍道湖、中国地方最高峰の大山ユネスコ世界ジオパークに認定された山陰海岸・隠岐など、自然美に恵まれた観光スポットも多く、鳥取と島根の両県が連携して観光振興に取り組んでいます。
一方で課題もあります。人口推移をみると、全国よりも早く1980 年代半ば頃から人口が減少に転じ、将来人口推計では全国よりもピーク時対比の減少幅が大きくなっています。生産年齢の人口割合は、島根県 46 位、鳥取県 36 位と低くなっています。すなわち、高齢化が進み、働き手が不足しています。
もうすこし詳しく!
島根県のものづくり産業は、東部には特殊鋼や農業機械、鋳物などが、西部には窯業や水産加工、木材製品などが集積し、地域の主要産業となっています。 特に銑鉄鋳物産業は、生産量全国第3位、生産額全国第4位(令和6年)を誇る県内有数の基幹産業になっています。
鳥取県の基盤産業は製造業です。昭和60年代から電子部品・デバイス関連産業の量産部門の立地が進み、東部・中部地域を中心に電子部品・デバイス製造、情報通信機械器具、電気機械器具が集積しています。
山陰エリアは特に建設業の求人が多いのが特徴です。宿泊・飲食サービス業や学術研究・専門・技術サービス業など特徴ある求人も集まっています。
フォーラムキャリアでは、30代、40代以上のキャリアアップ転職を含め、管理職、営業職での転職サポートで多くの実績があります。山陰エリアで転職を希望される方、これから転職を考えたいという方は、ぜひご相談ください。