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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.159

2025年上半期のトレンドを振り返って。労働・組織に関わるトピックは?【1/2】

2025.7.25

2025年上半期のトレンドを振り返って。労働・組織に関わるトピックは?【1/2】

雇用を取り巻くトピックやトレンドは日々移り変わっています。
パーソル総合研究所では、こうした変化をリアルタイムに把握する目的で、SNS・ブログ・掲示板・レビューサイトなどのデータを継続的に分析・公表する「はたらくソーシャル・リスニング」プロジェクトを進めています。
今回は、2025年上半期における前年同期からの「はたらく」に関する投稿増加率が高かった上位10ワードのうち、1位〜5位をご紹介します。

【増加率1位:通称使用】

「通称使用」とは、戸籍上の本名ではなく旧姓などの別の氏名を日常生活で使用することを指します。一般的には既婚者が結婚後も旧姓を通称として使い続ける慣行を指すことが多く、職場での運用をめぐる議論が続いています。選択的夫婦別姓制度をめぐる国会や党内での議論が活発化している2025年においても、職場での通称使用に関するネット上の言及は高い水準が続いています。

【増加率2位:スポットワーク】

2023年から2024年にかけて大きく伸長した「スポットワーク」「スキマバイト」の労働市場は、2025年に入っても拡大傾向が続いています。空き時間を活用して面接なしで働ける手軽さから利用者は増加の一途をたどっています。一方で「事前に聞いていた仕事内容と異なる」「労働条件が違う」といったトラブルも引き続き報告されており、利用にあたっては条件の事前確認が重要です。
一方で「仕事内容が事前に聞いていた内容と異なる」「労働条件が異なる」といったトラブルも散見されました。
アプリでマッチングを完結させるスキマバイトのプラットフォームは、人材サービス業のみならず他業界からの参入が見られ、事業者側の経営動向も大きな話題になりました。

【増加率3位:カスハラ/カスタマーハラスメント】

顧客からの迷惑行為・過剰要求である「カスハラ(カスタマーハラスメント)」は、2024年に東京都で条例が可決されるなど規制強化の流れが加速しました。2025年は企業側の対応整備がより本格化する局面に入っており、労働者の安全配慮義務の観点から実務的な対策を求められる企業が増えています。「パワハラ」「モラハラ」を含むハラスメント全般への関心も引き続き高い状況です。
ネットではカスハラに加え、「パワハラ」「モラハラ」といったハラスメント全体のワードへの言及が増加傾向です。

【増加率4位:2025年の崖】

「2025年の崖」は、2018年の経済産業省レポートで提唱された概念です。システムの老朽化や人材不足により2025年以降に最大12兆円/年の経済損失が生じる可能性があるとして、企業に対してDX推進の必要性を訴えるものでした。いよいよその当事者となった2025年、DXへの対応状況や人材確保の課題が改めて問われています。
今年はいよいよその2025年の崖っぷちに立っています。

【増加率5位:人手不足倒産】

「人手不足倒産」は引き続き注目度の高いワードです。コロナ禍における各種補助の終了による反動、建設・物流業界の労働時間規制の本格化、賃上げやコスト増による経営圧迫など、複合的な要因から倒産件数は増加傾向にあります。人手不足を起因とする倒産が相次ぐ中、倒産後の労働移動がどのように起こるかも注目されています。
実際、コロナ禍の各種補助が終わったことからの反動や、建設・物流業界の労働時間制限が開始されたこと、その他賃上げやコストアップにより、 倒産全体が増えてきています。
労働市場では、倒産後の企業から労働移動がどう起こるのかも注目されています。

※増加率6位以降は次回に続きます。



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