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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.157

転職の「タイパ」を考える

転職の「タイパ」を考える

「タイパが良い」「タイパが悪い」などの表現をよく耳にするようになりました。
ご存知の方が多いと思いますが、“タイパ”はタイムパフォーマンスの略で、かけた時間に対する成果を指します。Z世代を中心に使われている言葉で、辞書の三省堂が主催する「今年の新語 2022」の大賞に選ばれています。ちなみに『三省堂国語辞典』を引くと、タイパとは「時間的な効率。能率。コスパにならったことばで、2020年代になって広まった」とあります。

“タイパ行動”の具体的な事例としては、

◎映画館で映画を観るよりも、動画を倍速で観たり、スマホでショート動画を視聴するほうを好む。
◎本を一冊読み切るのではなく、書籍の要約サービスを活用したり、“ネタバレ”の口コミを参考にする。
◎アプリを活用してスキマ時間にアルバイトをする。
◎実店舗であれこれ商品を比較検討するより、オンラインショップで即決する。
◎ロボット掃除機などの便利家電や宅配、家事代行など、時短サービスを活用する。

といったことが挙げられます。

「なるほど」と共感できることもあれば、「それはどうだろうか?」と疑問に感じることもあるでしょう。
人によって好き嫌いはあるかもしれませんが、タイパ重視で行動することは、ビジネスの効率化や生産性向上にかかわるスキルの強化につながる部分があります。

時間をかけずに満足できる結果を出すという面で、タイパは転職活動にも適用できる考え方です。
転職においてフォーラムキャリアのような転職エージェントに依頼すれば、我々コンサルタントが本人に代わって情報を収集し、企業とコミュニケーションを取って交渉し、応募書類の作成や面接を後押しして、ご本人が在職中に転職活動を効率的に進めるサポートをします。これこそ最大のタイパではないでしょうか。

逆に期間を決めず行き当たりばったりで行動したり、転職の目的を明確にしないまま企業探しをしたりといった転職活動は、ずるずる長引いてしまう傾向にあります。これはタイパが良いとはいえません。

一方で、タイパを追求するデメリットとして、ものごとの過程を軽視してしまう可能性があげられます。
先ほどのタイパ行動例でいえば、映画は結末さえ分かればいいのではなく、そこに至るまでの紆余曲折のストーリーを知るからこそ感動できるのです。

転職活動も、転職決定というエンディングだけが大事なのではありません。
一連の活動を通じて自分とじっくりと向き合うことで、あるいは私たちコンサルタントと話し合うことで、これまで意識しなかった自分の本当の思いや強みに気づくことは珍しくありません。そこにかける時間はけしてムダな時間ではなく、大きな意味のある時間です。
「ここはタイパを重視して効率的に進めよう」「ここは時間をかけてじっくり考えよう」と、メリハリをつけて転職活動を進めていきましょう。



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