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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.152

となりの転職事情「辞めた理由」「賃金の変化」

2024.12.6

となりの転職事情「辞めた理由」「賃金の変化」

“転職”の2文字が頭をよぎったとき、あるいは具体的に転職活動を始めようというときは、「他の人はどんな理由で会社を辞めたのか」「転職先を選んだ決め手はなんだったのか」など、他の人の転職事情が気になるものです。
そんな疑問にお答えするデータを紹介しましょう。

【前職を辞めた理由】

令和5年の厚生労働省の雇用動向調査によれば、1年間の転職入職者が前職を辞めた「個人的理由」のトップ5は、男女別に以下のようになっています。

男性

1. 職場の人間関係が好ましくなかった(9.1%)
2. 給料等収入が少なかった(8.2%)
3. 労働時間、休日等の労働条件が悪かった(8.1%)
4. 仕事の内容に興味を持てなかった(7.4%)
5. 会社の将来が不安だった(5.2%)

女性

1. 職場の人間関係が好ましくなかった(13.0%)
2. 労働時間、休日等の労働条件が悪かった(11.1%)
3. 給料等収入が少なかった(7.1%)
4. 能力・個性・資格を生かせなかった(5.4%)
5. 仕事の内容に興味を持てなかった(5.0%)


前年と比べると、男性は「仕事の内容に興味を持てなかった」が2.9ポイント、女性は「職場の人間関係が好ましくなかった」が2.6ポイントと、それぞれ最も大きく上昇しています。 転職を希望する理由は、地域や業種、そのときの景気動向によってさまざまですが、大半は現状に対する不安・不満が転職のきっかけとなっているようです。
ただし、転職活動に取り組む際には、自分の気持ちを奮い立たせるためにも、また面接対策のためにも、これらの思いをポジティブな表現に置き換えることが大事です。
「●●が悪いから辞める」のではなく、「●●を求めたいから辞める」という意識を持つようにするといいですね。

【賃金の変化】

同じ調査では、前職と比べた転職後の賃金の増減について、以下のような結果が得ています。

☆前職の賃金に比べ賃金が「増加」した人
[37.2%](うち、1割以上増えた人は25.6%)

☆前職の賃金に比べ賃金が「減った」人:
[32.4%](うち、1割以上減った人は23.4%)

☆賃金は「変わらない」人:28.8%

前年度と比べると「増加」した割合は2.3ポイント上昇し、「減少」した割合は1.5%低下しています。
物価上昇への対応などを理由に、多くの企業で賃上げを実施していることが背景にあり、全体としては現状以上が期待できる方向にあるようです。

なお賃金のアップダウンを年齢階級別にみると、50 歳未満では賃金が「増えた」人の割合が「減った」人の割合を上回っていますが、50 歳以上になると逆転して「減った」とする人のほうが多くなります。
職種やポストにもよりますが、50歳を超えると年収アップを求める転職は難しいようです。



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