転職百科

ワーク・ライフの傾向と対策 vol.15

新しい出会い

米デューク大学のキャシー・デビッドソン教授は2011年、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで「米国で2011年度に小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時、今は存在していない職業に就くだろう」と語っています。

確かに、自分自身が子どもだった頃を考えると、システムエンジニアやウェブデザイナー、ゲームクリエイターなどの職業人は身近にはいませんでしたし、街にはコンビニも、ケータイショップも、リユース・中古品のチェーン店もほとんどありませんでした。同時に人々の働き方も大きく変化してきたと言えるでしょう。

デビッドソン教授の予測は、子どもたちのキャリア教育を考える上で非常に重要な視点であるとともに、すでに大人になっている私たちにとっても示唆に富んでいます。すなわち、個人個人が実際に働きながら、その企業や業界が将来なくなるリスクはないのか、職業人として生きるためにはどんな能力が必要で、どんなキャリアを積んでいくべきなのかを常に考えるべき時代になっているということです。

先行きが不透明と言ってしまえば元も子もありませんが、今ここにない、新しい仕事に出会えるチャンスが増えているというとワクワクしませんか?
キャリアコンサルタントとしても、新しい仕事とのマッチングに力を入れていきたいと思っています。
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