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ワーク・ライフの傾向と対策　vol.137

移住は「地場産業」に注目！

2023年5月8日をもって新型コロナウイルスは季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しましたが、都市部から地方への移住の流れは健在です。自然環境に恵まれている、家賃や生活費が安くすむ、温かな人と人とのつながりがあるなど、地方暮らしには本来さまざまなメリットや魅力があります。政府も支援金を増加するなどして、東京圏からの地方移住者の増加を図っています。

地方移住を伴う転職を考える際に注目してほしいのが「地場産業」です。

たとえば新潟オフィスをはじめ、フォーラムキャリアの4つのオフィスがある新潟県は、「織物のまち」「ニットのまち」として特色のある産地が各地に点在しています。デザイン性の高い商品による産地のブランド化や海外販路開拓に挑戦するなど、積極的な取り組みを進めている企業もあります。

そのおとなり、富山オフィス・高岡オフィスがある富山県では、江戸時代から売薬産業が盛んで、現在は全国有数の薬産地として、医薬品の地場中堅企業や大手メーカーの工場が立地しています。
その一方で、豊富な水資源と安価な電力、そして高岡銅器の伝統をもとに、アルミなど金属加工産業も発展しています。

ぐっと南下して四国、当社の松山オフィス・新居浜オフィスが立地する愛媛県は、海面養殖生産額全国1位の水産王国です。自然環境を活かした真珠の養殖や、「今治タオル」も有名ですね。江戸時代に開かれた別子銅山を原点として、沿岸地域では鉄工業が盛んです。

いかがでしょうか。これだけでも、日本各地には特徴的で魅力あふれる地場産業があることが分かりますね。

都市部の人材が地方に還流すれば、地方の産業が抱える人材不足の課題解決につながります。
フォーラムキャリアでも、大手メーカーの管理職経験者と、地方の中小メーカーのマッチングをサポートした事例が複数あります。年収は減少するかもしれませんが、地域ブランドを育てて発信するやりがい、小規模だからこその個人の裁量の大きさ、転勤がなく地に足をつけて働ける点に魅力を感じる求職者は少なくありません。

転職の決め手は「年収アップ」だけではありません。「夢が描けるか」「やりがいがあるか」「生活は安定するか」など他の要素とのバランスが大事です。

その土地に根付き、夢とやりがいが持てる「ご当地産業」は全国各地にあります。ぜひ全国に拠点を持つ当社にご相談ください。

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