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ワーク・ライフの傾向と対策　vol.131

「理想の上司」になるには

数年前に転職のお手伝いをさせていただいた方から連絡があり、昇進して部下を持ち、マネジメントを任される立場になったとのニュースを聞きました。転職先での活躍ぶりを聞くと、キャリアコンサルタントとして本当に嬉しいです。

ところで就職・転職を経て、その会社に定着された方が次のステップとして目指すのは「理想の上司になる」ということではないでしょうか。
今回は、「理想の上司」になるために欠かせない資質について見ていきたいと思います。


【有名人で、上司になってほしい人は？】

理想の上司といえば、明治安田生命保険の「理想の上司」アンケート調査がよく知られています。４月に新入社員となる学生を対象に実施するもので、2022年の男女別の総合ランキングは下記のようになっています。

＜理想の上司（男性）＞
1位　内村光良さん
2位　櫻井翔さん
3位　設楽統さん
4位　ムロツヨシさん
5位　桝太一さん

1位は多くのバラエティ番組で司会を務める内村光良さん。
「親しみやすい」「優しい」といったイメージで高い支持を得て、６年連続で１位をキープしています。
２位は、番組のキャスターや司会として活躍する櫻井翔さん。「知性的」「スマート」「頼もしい」といったイメージで特に女性から高い支持を得て、２年連続でランクインしています。


＜理想の上司（女性）＞
1位　水卜麻美さん
2位　天海祐希さん
3位　渡辺直美さん
4位　有働由美子さん
5位　石田ゆり子さん

理想の女性上司としては、アナウンサーの水卜麻美さんが６年連続で１位を獲得。
飾らない笑顔や場を和ませるキャラクターから、「親しみやすい」「優しい」と高い支持を得ています。
２位の女優の天海祐希さんも、出演したＴＶドラマや映画などの役柄から、「頼もしい」「姉御肌」といったイメージで支持を得て、こちらも６年連続でランクインしています。


【理想の上司の必須条件は「人間性」「人柄」】
男女の1位に共通しているのは「親しみやすい」「優しい」というイメージです。
実際、働く男女を対象にしたある調査では、尊敬する上司の資質は「人柄が信頼できる」が一番でした。
具体的なエピソードとして、
・部下にトラブルやミスがあっても前向きな言葉をかける
・コミュニケーション能力がとても高く、誰からも好かれる
・ワンマンな経営者に対して部下を守る姿勢を貫く
・男女、年齢関係なく、分け隔てない態度で接する
・自分の失敗談を包み隠さず話してくれる
といったことが寄せられています。

「あの上司のように部下に慕われる人になりたい」「あの先輩のように活躍したい」といったロールモデルは、社内で受け継がれるものです。
目の前のお手本となる人物の行動を見て、理解して、真似ることで、「なりたい自分」へと近づいていく。そして次は、後進のために自分がロールモデルになれたら、すてきなことですね。

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