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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.130

肩の力を抜いて「仕事を楽しむ力」をつける

肩の力を抜いて「仕事を楽しむ力」をつける

話しぶりや様子から「この人は仕事を楽しんでいるな」という方に出会うと、こちらも元気や刺激をもらい、明るい気持ちになれるものです。

以前、そうした方とちょっと突っ込んだ話をしたのですが、
「実際のところは、仕事が100%好きで楽しい、というわけではなく、仕事が楽しくできるように自分の心のもちようをコントロールしている」
という話を聞き、なるほどと思いました。就いた仕事を好きになる、楽しむ努力をするという姿勢は、誰しもに求められます。

仕事が楽しいと思うポイントは人それぞれですが、多くの方が当てはまるのが以下の3点ではないでしょうか。

◆成果が認められる
◆人から感謝される
◆人間関係がうまくいっている

これらはぱっと見たところ、「人から与えてもらうもの」という印象をうけますが、実は自分のちょっとした心がけや行動により得られるものです。
肩の力を抜いて、下記のことを意識してみましょう。


【小さな変化を起こす】
「これはこういうものだから」と半ば惰性で取り組んでいる仕事は、とても楽しいとは思えません。
どうしたら現状より効率よく進められるのか考え、小さな変化を起こしましょう。新しい発見や刺激が得られるはずです。
ここから、
「新しい発見や刺激が得られる」→「仕事が楽しくなる」→「やる気が出る」→「新しいチャレンジを始める」→「新しい発見や刺激が得られる」→「仕事が楽しくなる」 →……
というポジティブなスパイラルが回り出します。


【「ありがとう」の回数を増やす】
「手伝っていただいて、ありがとうございます」
「ありがとう、気づいてくれて助かった」
そう言われて嬉しくない人はいません。

働く人の悩みの大半を占めるのは職場の人間関係です。言葉に出して「ありがとう」と感謝することは、相手の長所を見つけて好意的に接していくことであり、良好な人間関係を築くコツです。
言われた方は仕事に対するモチベーションが高まりますし、別の場面できっと「ありがとう」を返してくれます。


【趣味の時間を楽しむ】
会社は課長として仕事をする場所。
家庭は父親・夫としての役割を果たす場所。
人にもよりますが、それだけだと、ずっと気を張ったままの状態になります。
責任や肩書を離れて、「これが好き」「やりたい」というシンプルな気持ちだけで取り組める趣味の時間を持ちましょう。狭い世界のしがらみから解放されてリフレッシュできますし、仕事に使えそうなヒントが得られるなど、結果的に仕事が楽しくなるきっかけに出会えるものです。


いかがでしょうか。
これらはいずれも難しく考えず、肩の力を抜いて取り組めることですが、やはり待っていてはだめで自分から動くことが大切です。仕事を楽しむ力は、主体的に動く力とリンクしています。

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