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ワーク・ライフの傾向と対策　vol.121

《山陰エリア》ユニークな移住支援制度を紹介vol.3

国の後押しもあり、コロナ禍を機に、都市部から地方への移住意向が増加しています。さまざまな支援制度を設けて移住者を積極的に受け入れる⾃治体も増えています。
フォーラムキャリアでは、新潟、北陸（富山県・石川県・福井県）、山陰（鳥取県・島根県）、四国・沖縄（愛媛県・高知県・沖縄県）を拠点を有し、都市部からの移住を伴う転職をサポートしています。
前回から引き続き、当社の拠点がある自治体の魅力や移住支援制度について紹介していきます。

今回は山陰エリアの島根県・鳥取県です。


【山陰での暮らしは―】

島根県と鳥取県、そして山口県北部からなる山陰地方は、歴史・文化的に重要な遺産が多いエリアです。
島根は出雲神話の舞台として有名なほか、世界遺産の「石見銀山遺跡」を擁しています。
鳥取は日本一人口の少ないことで知られていますが、「星取県」と名乗っているように、郊外に行けば天の川や流れ星を見ることができる、魅力的な県です。


【山陰の特徴ある移住支援制度は―】

島根では会社見学・面接などで来県する際、交通費の助成を受けられます（上限2万円、年度内2回まで）。実際に県外から島根県内へ引越すという際には、引越費用の割引サービスが活用できます。
またU・Iターン希望者にはメンバーズカードが発行され、各種割引や特典サービス等を受けることができます。

鳥取では「オーダーメイドツアーによる来県者支援事業」として、県内への移住実現に向けた現地活動を行なう際に交通費の補助する制度があります。また鳥取砂丘コナン空港・米子鬼太郎空港発着の国内便を利用する人を対象とした航空運賃の支援制度もあります。鳥取と同じく、協賛企業からお得なサービスが受けられるメンバーズカード制度もあります。

なお、島根、鳥取はいずれも「地方創生移住支援事業 」を実施しており、東京23区に在住または通勤する人で、一定の要件を満たす人は「移住支援金」を受け取ることができます（2人以上の世帯で最大100万円、単身世帯で最大60万円）。


大企業が多い大都市と地方の賃金の差は残念ながら大きいですが、地方には生活費などの支出を安く抑えられるというメリットがあります。とりわけその差が顕著なのが住居費で、東京都（世田谷区）の家賃平均は8.71万円ですが、これに対したとえば島根県松江市は4.62万円、鳥取県鳥取市は3.67万円となっています。
2020年の消費者物価指数（総合、平均＝100）は、東京の105.2がトップで、島根県は99.5、鳥取は98.2と、それぞれ東京の95～93％程度の物価で、年間にすると消費額に大きな違いが出ます。

コロナは地方経済にも大きな影響を与えています。転職するには絶好のタイミング…というわけではありませんが、今を人材確保のチャンスと捉えている地方企業は少なくありません。そういった地方の知られざる優良企業と、求職者をマッチングするのが私たちフォーラムキャリアの仕事です。
オンライン面談も行っていますので、ぜひご相談ください。

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