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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.114

新たな職・住スタイルに適した「中堅都市」に注目

新たな職・住スタイルに適した「中堅都市」に注目

少し前の調査になりますが、興味深い内容でしたので紹介させていただきます。

2021年7月21日の日本経済新聞で、多様な働き方が可能な条件がそろう都市のランキングが発表されました。調査は東大が協力し、人口10万人以上の市と特別区をあわせた全国の287市区を対象に、

①公衆無線LAN整備状況
②通勤時間
③保育サービス利用率
④徒歩圏に生活関連施設がある人口比
⑤地域内の経済循環率
⑥コロナ前後の昼間人口増減率
⑦住宅面積
⑧福祉施設の整備状況

の8つの指標を分析し、点数化して順位をつけています。
結果は以下のようになっています。

【多様な働き方が可能な条件がそろうトップ10】

1.石川県小松市
2.鳥取市
3.富山県高岡市
4.愛媛県西条市
5.長野県飯田市
6.青森市
7.金沢市/福井市
9.新潟県上越市/滋賀県彦根市/福島県会津若松市


首位の石川県小松市は人口10万人で、学童を含む保育環境や福祉施設の充実度が最高点でした。育児休暇をとる男性が増えているとされ、保育所と学童保育の待機児童はゼロだそう。働く場所としては市内に製造業が集積するほか、金沢市にも近いため通勤時間は短め。オフィスへの出勤、在宅勤務のいずれも選択しやすい環境にあります。

2位には人口18万人台の鳥取市がランクインしました。鳥取市が力を入れているのがワーケーションです。豊かな観光資源を生かし、休暇を取りながらホテル近くの施設で働くといった需要を掘り起こしています。

調査結果の詳細をみると、多様な働き方が可能な条件がそろう自治体トップ30の68%を人口10万人台の都市が占めています。
これまで都市の競争力といえば、人口規模や企業の立地数で判断される傾向でしたが、新型コロナウイルス流行を機に人々の働き方や暮らしぶりが変わり、生活関連サービスの利便性を重視する傾向が強まっています。そしてその結果、地方の中堅都市の潜在力に注目が集まっています。

ここで当社の自慢です。
フォーラムキャリアは、今回の調査のトップ3の小松市・鳥取市・高岡市にそれぞれ拠点を置いています。また4位の愛媛県西条市、7位の金沢市、福井市、9位の新潟県上越市もカバーしています。
多様な働き方ができる環境、新たな職・住スタイルに適した環境で、多くの人の転職を支援できることは、転職エージェントとしては非常に光栄なことだと思っています。

近年、移住を伴う転職のニーズも高まっています。中堅都市で転職を考えている方、自分に合った企業があれば検討してみたいという方は、ぜひ地方に拠点を置き、地域に根ざした優良企業とのパイプを持つ当社にご相談いただければと思います。

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