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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.111

働き方をアップデート!新ワークスタイル【2】

働き方をアップデート!新ワークスタイル【2】

雇用形態や、企業におけるワークスタイル、あるいはどのように働くか、といった個人の価値観は、さまざまに変容しています。
前回から引き続き、知っておきたい新しいキーワードをご紹介します。


《働く環境、場所》

■ワーケーション

コロナ時代の新しい働き方として国が提唱するもので、ワークとバケーションを同時に境目なく成立させようという考え方が「ワーケーション」です。
「旅行先で、休暇の合間に半日、または数日勤務」「地方のリゾート地に家族で滞在し、リフレッシュしながら数日働く」などさまざまなスタイルが考えられます。

「ワーケーションは仕事の生産性やストレス解消に効果あり」といった調査調査がある一方で、「休暇中にパソコンを開きたくない…」といった声も聞かれます。
ワーケーションが浸透するには、オンオフを切り替えるという発想ではなく、別の考え方が必要かもしれませんね。


■サテライトオフィス

「サテライトオフィス」とは、企業が通常のオフィスとは別に設置する小規模なオフィスのことです。 感染症対策としてテレワークが一気に進みましたが、「自宅では仕事に集中できない」「仕事ができる部屋やデスクなどの環境が整っていない」といった悩みを抱える従業員も少なくないことから、その打開策として注目を集めています。
従業員の通勤時間削減に効果的な郊外に設置されることが多いですが、地方に設置し、新たな雇用を創出している企業もあります。


《生き方としての働き方》

■パラレルワーク

「パラレルワーク」とは、2つ以上の仕事や活動を平行して行うことです。
副業とどう違うのかというと、「parallel(平行の、並列の)」という言葉が示すように、どちらのワークも本業であるという点です。新しいカタカナ言葉ではありますが、日本には古くから「二足の草鞋を履く」という言葉がありますね。

なお「ワーク」といっても、お金を生む仕事に限りません。
会社に勤めながらNPO団体を主宰して社会貢献活動を行ったり、ボランティア活動に力を入れているパラレルワーカーもいます。


■ノマドワーカー

モバイル機器やネット環境が充実したことで、いままでにない新しい働き方を目にする機会が多くなりました。「ノマドワーカー」もそのひとつ。「Nomad(ノマド)」が「遊牧民」を意味するように、全国各地を自由に移動しながら仕事をするワークスタイル、ライフスタイルとして世に登場しました。
今では、オフィスに縛られることなく自由な場所で仕事をする会社員や、カフェやコワーキングスペースを利用して仕事をするフリーランサーも、広い意味でノマドワーカーと呼ばれます。
職種としてはITエンジニア、ライター、デザイナーなどが多いようです。


いかがでしたでしょうか。

国の施策や感染症予防の観点から働き方は大きく変化しています。コロナ禍を機に働き方や働く目的について自問自答し、自発的に働き方をチェンジした、という方も少なからずいます。
転職に対する心理的なハードルも低くなっています。転職を含めて自分の働き方を柔軟に考えたいですね。

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