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ワーク・ライフの傾向と対策 vol.104

転職活動の「もったいない」をなくす。

今の時代、産業や暮らしの中で「もったいない」をなくすということは、もはや常識になっています。

「もったいない」は、Reduce(ゴミ削減)、Reuse(再利用)、Recycle(再資源化)という環境活動の3Rを端的に表すとともに、かけがえのない命や地球資源に対するリスペクトが込められた、とてもいい言葉だと思います。

ところで、私たちが「もったいない」と感じるのは、環境に関することだけではありません。転職活動においても、機会の損失や時間のロスなどの「もったいない」が存在するのです。
今回は、転職活動におけるさまざまな「もったいない」をご紹介します。


【1】「伝えられない」のは、もったいない!

キャリアが長い方こそそういう傾向があるのですが、仕事での成功体験は十分にあっても、それを伝えるプレゼン力が足りないということがあります。
せっかく培ってきた実績や自分の強みを伝えられないのはもったいないですよね。

謙虚は日本人らしい美徳です。
しかし転職活動においては「普通に仕事をしてきました」「たいしたことはしていません」「強みは特にありません」というような発言、姿勢は、意欲を疑われてしまいますので注意が必要です。


【2】「知らない」のは、もったいない!

転職先の選択肢に挙がりやすいのは、大手や知名度がある企業など、自分が知っている企業です。やはり安心感があります。
逆に名前も知らない企業は、「大丈夫だろうか」と思うものです。

しかし、知名度の低い企業だからといって、良い企業ではない、ということではありません。
ニッチトップで安定基盤があったり、社長との距離が近く働きがいがあったり、社員を大切にするホワイト企業であったりと、知られざる優良企業はたくさんあります。
名前を知らないからといって選択肢から外すのはもったいないことです。


【3】「妥協する」のは、もったいない!

転職に100%の正解や満足はありません。
だからといって、安易に妥協してしまうのは、非常にもったいないです。

特に転職活動が長期化すると焦りが生まれてくるかもしれませんが、「この会社でいい」と妥協するのではなく、「この会社がいい」と納得することにこだわりましょう。
結果的に同じだとしても、妥協して選んだのか、あるいは自分が納得して選んだのか、そのプロセスの違いによって、その後の働き方、生き方ががらりと変わってきます。


いかがでしたしょうか。
このように、転職にもさまざまな「もったいない」が存在します。
転職は人生の岐路です。チャンスを見逃したり、時間をムダにしたりしないよう、有効な転職活動に取り組んでいたたきだいと思います。

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