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キャリアコンサルタントに聞く　vol.84

副業はどれくらい稼げる？

Q：副業はどれくらい稼げる？

以前こちらで質問されていた方がいらっしゃいましたが、自分も副業に興味があります。
現在は事務の仕事をしており、業務内容に不満はないのですが、将来的なことを考えて収入を増やしたいと考えています。完全週休二日で副業は基本的にOKなので、自宅でアフィリエイトを始めたり、あるいは週末だけの仕事をダブルワークでできたらなと想像しています。
そこでお聞きしたいのは、副業でどれくらい稼げるものなのでしょうか。
もし「副業はそんなに稼げない」ということであれば、もうすこし収入アップができる転職も検討したいです。


A：平均月収は「5万円」、最も割合が多いのは「1万円未満」です。

ご質問ありがとうございます。
働き方の多様化が進む中で、副業を認める企業や副業をしている人のニュースを聞く機会が増えてきました。副業でどれくらい稼げるのか、気になるところですよね。
転職サービス「doda」がパーソル総合研究所が2023年3月に調査レポートを公開した「副業の実態調査」では、以下のような結果が出ています。

【副業の月収平均】

《全体平均》
5万1,218円

《月収の割合》
1万円未満：29.1％
10万円以上：15.9％
1万円台：15.4％
5万円台：12.2％
2万円台：10.2％
3万円台：10.0%
6～9万円台：4.3％
4万円台：2.9％

《年代別平均》
20代：34,883円
30代：35,208円
40代：65,284円


副業の平均月収は「約5万」です。と聞くと、それなりに稼げる印象ですが、割合が最も多いのは「1万円未満」で全体の３割を占めます。
ただし次に割合が多いのが「10万円以上」という点にも注目してください。副業で稼げる人とそうでない人の差が大きいようです。

年代別では、20代・30代の平均が3万5千円前後なのに対し、40代以上は平均6万5千円となり、3万円近く高くなっています。

【副業の内容】

サービス業（接客・販売）：20.8％
株／FX：19.4％
ネットビジネス（通販・アフィリエイト・ネットショップ運営）：11.4％
ホームページ・CGなどの制作：8.3％
事務作業：6.1％

上記は副業の内容として多いものから５つ挙げています。
これ以外には「マーケティング・広報・編集・ライター」「運送／配達（Uber Eatsなど）」「警備／軽作業」「講師／家庭教師／試験監督」「ハンドクラフト品の販売」「病院事務／薬局業務」「製造／土木作業」「PC・回線設定／プログラミング」「コールセンター」「チラシ配り」などの業務を副業として行っている人がいます。

【まとめ～副業か転職か～】

副業でしっかり稼ぐには、本気度やスキルが問われます。
「プライベートの時間がなくなる」「疲れる」などオーバーワークになるリスクもあるので、時間や仕事量をどう管理するかが課題となるでしょう。

また副業はあくまで収入を補うサブととらえるのか、副業を本業や起業の種として育てていくのかによっても、やることやモチベーションは変わってくると思います。

単純に年収を底上げしたいというのであれば、転職を検討してみてもいいかもしれません。
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