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フォーラムキャリア転職百科>面接で落ちることが続き不安です。

キャリアコンサルタントに聞く vol.60

面接で落ちることが続き不安です。

Q:面接で落ちることが続き不安です。

製造業の会社で経理の仕事をしています。今の会社は新卒で入社して6年目になりますが、社風が合わないことから転職を考えています。経理畑での経験を活かして働けるならOKと業種を絞らずに企業を探し、これまで3社面接を受けたのですが、採用には至りませんでした。転職したい気持ちは引き続きあるのですが、また面接でダメかもしれないと正直不安が大きいです。面接のコツ、気を付ける点など教えていただけますか。

A:まずは「面接開始3秒でできること」に注力しましょう。


キャリアコンサルタントとして、これまで多くの方の面接をサポートしてきましたが、書類選考は通るのに、面接で落ちることが続く…という人は少なからずいらっしゃいます。
求職者さん個人の問題というよりは、採用する企業側との相性もあります。
とはいえ、面接に受かる人には、一定の傾向があります。
「第一印象」「コミュニケーション」に分けて、受かる人と落ちる人の傾向を解説します。

【第一印象】
一般に「ひとは見た目が9割」などと言われますが、実際に第一印象は3秒で決まるという研究結果もあるそうです。その際、話し手が聞き手に与える影響力の割合は「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「話の内容」が7%とされています。
では、面接開始3秒でできることはなんでしょうか。

まずは入室1秒で相手に印象付けられる「身だしなみ」です。
清潔感がある服装を心がけましょう。自宅で鏡の前に立ち、ヘアスタイルから靴まで、自分のトータルの印象を確認しておくといいでしょう。

同時に最も効果を発揮するのが「笑顔」です。
自然な笑顔よりすこし口角を上げ、すこし目に力を入れると、魅力的な表情になります。
マスクをしていても同じです。
笑顔をつくることで、心のスイッチが入ります。

【コミュニケーション】
面接担当者に良い第一印象を与えられたら、次は相手の質問に丁寧に答えていくだけです。
緊張すると「質問の答えになっていない」「話の要点が分からない」というようなこともあるので、あらかじめこう聞かれたらこう答える、というシミュレーションしておきましょう。

YES・NOだけで答えられる質問だったとしても、一問一答のやりとりでは物足りません。相手が投げたボールを受け止め、プラスアルファの情報を加えて返球すると会話に広がりが生まれ、「コミュニケーションが上手な人だな」と評価されるでしょう。


以上は一般的、基本的な「面接」のノウハウです。参考になれば幸いです。
面接で相手に良い印象を与えられるということは、コミュニケーションスキルの高さ、あるいは人柄の良さの表れですから、求職者として力を入れない理由はありません。 企業によって具体的な対策も変わってきますから、お気軽にご相談いただければと思います。
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