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キャリアコンサルタントに聞く　vol.58

「新しい働き方」に必要とされるスキルは？

Q：「新しい働き方」に必要とされるスキルは？

前回のコラムで「新しい働き方に柔軟に対応できるスキルを持っているかどうかが、人材評価の観点のひとつとなる」とありました。今後具体的に、どのようなスキルが求められるようになるのでしょうか。
私自身は今回、約2ヶ月にわたって在宅勤務を経験しましたが、やはり従来の慣れのせいか、出勤するスタイルのほうがしっくりくるように思います。が、現在転職を模索しており、リモートワークに対応できるスキルは欠かせないとも思っております。


A：4つのスキル・能力を紹介します

ご質問ありがとうございます。

今回は具体的に、ニューノーマル時代のビジネスパーソンに求められる4つのスキル・能力を紹介しましょう。


◎メディアリテラシー

インターネットやテレビ、新聞などのメディア上の情報の真偽を見極め、理解する力です。
コロナ禍でさまざまなフェイクニュースが出回ったことは記憶に新しいです。一次情報の発信元はどこか、誰かの思惑に乗せられていないか、など情報に対して冷静に反応することが大切になります。
実務に直結するスキルではありませんが、現代社会を生き抜くために重要なスキルです。


◎セルフマネジメント力

自分の行動を自立的・自律的に管理をしながら目標を達成する力です。
これは特に在宅勤務において重視されます。「自宅で仕事をすると切り替えが難しい」という声がよく聞かれますが、これはセルフマネジメントがうまく働いていないということです。自分の意志で、仕事に集中する・休むのスイッチを切り替えましょう。


◎オンラインツールを使いこなすスキル

こちらはリモートワークを遂行するための実務スキルです。
オンラインツールは、Zoom、Microsoft Teamsなどの「会議・商談ツール」、ChatWork、Slackなどの「ビジネスチャット」、Microsoft 365、サイボウズOfficeなどの「グループウェア」、Google Drive、Dropboxなどの「オンラインストレージ」に大別できます。

複数のツールを使えると強みになるでしょう。専門職でない限りは、機能や操作方法に精通していなくても、「だいたい使える」くらいのレベルで十分です。


◎ジョブ型ワークへ対応できるスキル

以前、こちらのコラムで紹介しましたが、withコロナ時代にあっては、リモートワークを導入した企業から業務内容と達成目標が明確な「ジョブ型」の雇用への移行が進んでいます。
ジョブ型の人材評価では、いかに効率的に成果を出しているかが重視されます。上記のセルフマネジメント力や、オンラインツールを使いこなすスキルを含め、プロジェクト管理などの高い能力が求められるでしょう。


いかがでしたでしょうか。
ニューノーマルに対応したスキルを磨き、転職に成功されることをお祈りしています。
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