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キャリアコンサルタントに聞く vol.52

「ラクな仕事」ありませんか?

Q:「ラクな仕事」ありませんか?

新卒で入社した会社に3年勤務していますが、プライベートで打ち込んでいることがあり、なるべくストレスがなく自分の時間を削られない仕事に転職したいと思います。
やりがいも年収もそこそこでいいので、「ラクな仕事」ってありませんか?


A:自分自身の「ラク」の視点を見極めましょう。

ご質問ありがとうございます。
「もっとラクな仕事ないかな~」
とは、誰でも一度はつぶやいたことがあるセリフかもしれませんね。

職業人生においては「あえて難しい道を選べ」という意見もあります。
しかしラクを求めることは人間にとって自然なことですし、ラクな仕事を選ぶことは、人生そのものを充実させる大切な視点でもあると私は考えます。

ただし、自分にとって何がラクなのかは、よく考えたいところです。


たとえば【体力的にラク】という仕事があります。
これは、重いものを扱ったり、店頭やカウンターに立ちっぱなしだったり、自転車や徒歩で外回りをしたりといった業務ではない、ということになるでしょう。
冷暖房完備のオフィスでのデスクワークのイメージで、体力的な負担は少ないですが、からだを動かして働きたい人にとっては逆に苦痛かもしれませんね。

体力ではなく精神的な面で【キラクにできる業務】もあります。
重い責任を負わなくていい業務や、ノルマや目標のプレッシャーがない業務が精神的にラクだと言えます。
キラクである反面、やりがいが薄かったり、キャリアアップが望めないことが多いです。

そもそも【ラクな業務】というものもあるはずです。
単純作業、繰り返し作業は、覚えることや考えることが少なく、ラクにできる側面があります。
あるいは、待機時間や空き時間が長い業務もラクな業務に振り分けられるかもしれませんね。
ただし、ルーチンが苦手な人はいるでしょうし、じっとしているだけの時間が辛い、という悩みが出てくるかもしれません。

業務はさておき【人間関係がラク】という環境も考えられますね。
少人数の職場だったり、人ではなくモノやPCと向き合う時間が長い職種であれば、人間関係に煩わされることはありません。
こうした「人と接することが少ない職場」は十分選べると思います。
が、「嫌な人がいない職場」という環境を選ぶのはなかなか難しいものです。


さて、ここまでいろんな「ラクな仕事」を想像してきました。

あえて具体的な職種や業種は挙げませんでしたが、「ラク」にはいろんな観点があることが分かっていただけたでしょうか。
すなわち、ある人にとっては「ラク」であっても、別の人は「辛い」と感じる仕事もあるわけです。
ここを間違えると大変なことになります。

ラクな仕事をお探しの場合は、まずは自分自身の「ラク」の視点を見極めるところから始めるといいと思います。
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