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キャリアコンサルタントに聞く vol.47

面接時のリラックス法を教えてください。

Q:面接時のリラックス法を教えてください。

28歳、機械関係の技術職に就いています。仕事の幅を広げたいと思い、自分のスキルや経験を評価してもらえそうな会社について調べるなど、具体的に転職を検討しています。ネックは面接です。新卒入社の時もそうでしたが、必要以上に緊張してしまい、面接官とスムーズに話すことができません。効果的な対策があれば教えてください。

A:「緊張」と上手に付き合うと印象アップにつながります。

技術職で活躍していらっしゃる方の中には、面接が苦手という方が少なくありません。
以前もこのコラムを通じて、面接が苦手という方からご相談をいただきました。

その際は、

◎人材に求めることは企業によって異なるが、話す力より技術力を求める企業は少なくない。
◎面接に対して必要以上に苦手意識を持つことはない。
◎口下手であっても、専門分野について話すことができればOK。

とアドバイスさせていただきました。
これは質問者さんにも当てはまることだと思います。

といっても、面接に際して緊張しないわけはありませんね。
今回は、緊張との上手な付き合い方についてご紹介しましょう。

緊張を防ぐのではなく、緊張と「上手に付き合う」としたのは、面接で緊張することは一概に悪いことではないからです。
まず、自分自身の気持ちを引き締めることになります。
そして緊張した態度から、入社に対する本気度や誠実で真面目な人柄が伝わり、人事担当者に好印象を与えることもあります(もちろん、ご本人の年齢やキャリアにもよりますが)。

一方、緊張し過ぎると、頭が真っ白になったり、声が震えたり、といった状態に陥ることもあります。これはご本人としても苦しいですし、人事担当者も「大丈夫かな」と不安に感じてしまいますから、避けたいところですね。

そうならないためには、面接の傾向と対策を知り、慣れることが一番です。
そして「こんな質問がきたら、こう答えよう」と想定して、繰り返し練習を行うことです。これは一人ではできませんから、ぜひ私たちを頼ってください。

以上は一般的なアドバイスになります。

もう少し踏み込んで言うと、面接で緊張するという方の中には「面接官(人事担当)が怖い」という意識がある方もいらっしゃいます。

大丈夫です、人事担当は敵ではありません(笑)。
求職者の緊張をほぐし、その人らしさを発揮させてあげることも人事担当の大切な役割だと言われています。新卒の就活では、人事担当の第一印象から入社を決めたという学生が少なくありません。

人事担当の多くは応募者に笑顔で応対し、雑談からスムーズに面接に入っていきます。張り詰めた空気の中でいきなり職務経歴や応募動機を聞いてくることはありません。
28歳という年齢の質問者さんであれば、ほどよい緊張感で身を引き締めつつ、人事担当の胸を借りるつもりで面接に臨めば大丈夫です。
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