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キャリアコンサルタントに聞く vol.19

しつこい引き止めを防ぐ策は?

Q:しつこい引き留めを防ぐ策は?

以前から上司に退職を願い出ている同僚がいるのですが、上司はいつまでたっても「今辞められると困る」の一点張りで、辞めたくても辞められないようです。私自身も転職を考えているのですが、その様子を見ていると心配になります。スムーズに退職できるようなコツがあれば教えてください。

A:会社の繁忙期を避けるのが基本です。

転職活動自体はスムーズに進んでも、退職時の引き留めに頭を悩ませる人は少なくありません。転職先企業との間で具体的に話が進んでいたりすると、しつこく引き留められて退職できない…といった事態は避けたいものですね。

スムーズに退職するための基本は、あなたの退職によって上司や会社にかかる負担を減らすこと。具体的には退職時期を会社の繁忙期とずらすことが大切です。仕事量が多い時期にあなたが退職してしまうと、同僚もいい顔はしません。自分が抜けた後の体制づくりや引き継ぎにかかる時間を考慮し、退職時期を調整しましょう。すでに転職先への入社日が決まっている場合は、隠さずに伝えましょう。

「退職します」と強い気持ちで上司との相談に臨んでも、「後任が決まるまで退職時期を遅らせてほしい」と言われるケースは少なくありません。この場合は調整できる範囲で応じるのがベターです。
入社予定日を多少遅らせることになっても、転職先企業が悪い印象を抱くとは限りません。むしろ「会社から必要とされている人材だったのだ」「責任感の強い人だ」とプラスイメージに繋がることも。とはいえ、転職先が優先であることは言うまでもありません。
入社日の調整は意外と気をつかうもの。転職エージェントを利用すると、そういった交渉面でも気がラクになりますよ。
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