キャリアコンサルタントに聞く vol.13
Q:地方へのUターン転職、年収は下がる?
現在40歳で東京の大手メーカーで営業職をしていますが、転職がしやすい年齢のうちに地元の富山に戻ろうと考えています。マネージャーとしてプロジェクトを推進するなど、ある程度キャリアは積んできたつもりなのですが、やはり地方の企業となると、受け入れ先が少なく仕事を選べないでしょうし、年収が下がるのは覚悟しておいた方がいいのでしょうか。
A:「Uターン転職は年収が下がる」は、過去の常識です。
ご質問者さんがおっしゃるように、転職市場ではこれまで「Uターンで地方に戻れば年収が下がるのは当たり前」といわれてきました。確かにさまざまなデータを見ると、首都圏と地方の格差は歴然としてあります。
ただし、“例外”にあたるケースが増えてきていることは確かです。期待も込めて言うならば、「地方は賃金が安い」という常識は、少しずつ過去のものになりつつあります。
転職市場は「売り手市場」と呼ばれて久しく、活況はまだまだ続く見込みです。地方の企業でも、お金をかけてでもいい人材を確保したいというところは少なくありません。
ご相談者さんがUターンを希望しておられる富山県に限っていえば、中央の大企業と遜色のない待遇を用意している企業もあります。あくまで一例ですが、最近の転職事例で、前職で年収800万円だったところを1100万円にアップして外資系企業のマネジメント職に内定を決めた方がいらっしゃいます。
もちろん、すべてが希望通りにいくというわけではありませんが、夢は十分に持てるということです。まずはご相談ください。満足できる転職に、一緒にチャレンジしていきましょう!
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